ビジネスマンとネクタイ

ビジネス・生活、世界の国々から

『男性のスーツ姿というのは、ビジネスという戦場での戦闘服である』これは、ある友人が言っていた言葉です。ここでのスーツとは、シャツネクタイ、ジャケットとズボン、そして靴など一式です。なるほど、男は毎日、職場という戦場に、朝早くから夜遅くまで戦いに出かけて行きます。

ネクタイの起源、知っていますか。一説によると、古くは2世紀にローマの兵士が、防寒のために首に巻きつけていた布が、今のネクタイに発展したと言われています。 又、当時は戦場での安全や勝利を願って、家族、恋人がプレゼントしたお守りでもあったようです。

しかし世界的に広まるきっかけとなったのは、なんと言っても、あの贅沢三昧で有名なフランスのルイ14世だそうです。 当時フランスの友軍であるクロアチアの兵士が、戦闘時のお守りとして、全員が首にスカーフのような布を巻いていました。それを見たルイ14世が、部下にクロアチアの部隊が首に巻いているものは何だ、と尋ねました。その部下が、質問を取り間違えて、『あれは、クロアチア兵(クラバット)です』と答えたそうで、これがフランス語でネクタイを意味する、Cravate(クラバット)になりました。

クラバットを大変気に入ったルイ14世は、自分でそれを付けるようになり、ヨーロッパの貴族社会に広まり始めたわけです。 当時は今のネクタイとは形も結び方も違っていました。もしクロアチア兵がそのような布を巻いていなかったり、部下が質問を取り違えなければ、我々が現在当たり前に使っているネクタイは大きく変わっていたことでしょう。その後、この流行がイギリスへ伝わり、ダービー、アスコットなどの競馬場に出入りする貴族や上流階級の紳士がデザイン、結び方を発展させ、今日に至っている訳です。

さて、このような歴史を持つネクタイですが、現在では、ビジネス戦闘服に欠かすことのできない重要なアイテムになっています。男性の数少ないおしゃれを表現する道具でもあります。私も数十本持っていますが、日によってどれにするか、すぐに決まる日とあれこれ迷う日があります。基本はスーツと同系色ですが、思い切って反対色にする日もあります。皆さんは、いかがですか。アメリカの心理学者によると、ネクタイと深層心理の間には、強い相関関係があるそうです。 意識していようと、無意識であろうと、ネクタイを選ぶときは、その日の行動に対する心構えが、大きく影響を及ぼしているとの事です。

そう言われてみると、思い当たる所がありますね。大事な取引先との商談がある日のタイ選びと、異性と食事に出る予定がある日のタイ選びは、確かにかなり違っていますよね。皆様は、如何でしょう。又、プレゼンテーションで相手を説得させる会議がある時と、新入社員採用の面接がある時では、タイも無意識に変えています。

アメリカでは、『パワータイ』という言葉があり、これは黄色系のタイを意味しています。心理学者によると、この色は自分を目立たせたい、 強く見せたい、相手を抑えたい、などの欲求の表れだそうで、相手に威圧感を与えます。部下を叱るとか、講演で自分に注目してもらいたい時には、良い色合いでしょう。一方、紺系(ブルー系)は、安定、落ち着き、慎重さなどを表しているそうで、一般にビジネスには適している色系です。

このように、ネクタイの色はその人の感情、感性が無意識に働くようですので、十分に考えて選ぶべきでしょう。相手にあなたのその日の感情が、言葉無く伝わってしまいます。最近になって、ノーネクタイ日を決めたり、1年中ノーネクタイでも良いという会社が多くなってきています。1つの理由は、ここ10年来のIT発展の著しさがあります。ITに従事する人のカルチャーは、自由で創造的であり、それらの仕事にはネクタイが邪魔であるという事です。

2つ目には、ITカルチャーがアメリカ西海岸から来ている為でしょう。カリフォルニアの気候と文化では、ネクタイをしない事が当たり前になっています。一方アメリカ東海岸、ヨーロッパではビジネスの場ではネクタイをキチットしめる事が当たり前で、ビジネスを円滑に進める為には、ネクタイの存在には、いまでも大きな意味があります。

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