契約書フレーズ集5

英語表現

日本語対応用語と意味

解説

governing law

準拠法

国際間企業における契約書では必ず発生する項目です。契約書当事者間で争いが起きた場合、最悪なケースでは裁判になります。その時、どの国の法律に従って裁かれるのかは非常に大きなポイントです。通常は契約書を書き起こした側が自分の国の法律に従いたいので、自国の法律にて裁かれると書きますが、それでは将来問題になりそうな場合、契約締結の前に十分な協議をする必要があります。

【例文】

The governing law of this agreement is Japan.

翻訳:この契約の準拠法は日本国である。

Choice of governing law by the Parties should be considered well.

翻訳:当事者による準拠法の選択はよく考慮されなければならない。

If no governing law is specified, which law will govern in case of trouble?

翻訳:準拠法がなかった場合、紛争時にはどこの法律に従うべきか?

jurisdiction

法的管轄権、裁判管轄権

法的管轄、裁判管轄を意味する用語で、法律関連の文書に多用されます。契約書翻訳では、紛争が契約当事者間で起きた際にどこの裁判所で調停を進めるかが重要事項となるため、この管轄がどこにあるのかを事前に決めることが重要になってきます。

【例文】

It is my jurisdiction.

翻訳:それは私の管轄である。

The court of appeal exercised its jurisdiction to order a review of the case.

翻訳:上告裁判所は、その司法権の下、その案件の再審を命じた。

A state police can not chase the criminal beyond its own state line due to its jurisdiction.

翻訳:州警察はその管轄圏の制限により州境を超えて犯人を追うことができない。

waiver

(権利などの)放棄

契約書において自分の権利と明記されている場合でも、状況によってはその権利を放棄したい場合が生じることがあります。その対応として事前に契約書内にて放棄する権利を追記しておくことができます。

【例文】

Annual fee and waiver is allowed to people who lost the houses.

翻訳:家を失った人には、年次料金と権利放棄が認められる。

Due to Visa waiver program, Japanese tourist can enter to USA without having Visa.

翻訳:ビザ放棄プログラムにより、日本人旅行者はビザを持たないでアメリカへ入国できる。

Cases for waiver of these fees shall also be prescribed in the regulations.

翻訳:権利放棄の場合も、規則で定められている。

severability clause

可分条項

契約の一部の条項が法律に抵触したり、強行法規の通用によって無効になってもその他の規定の効力に影響を与えないことを明記したい場合、この条項を追記します。

【例文】

Exceptional conditions are specified in severability clause.

翻訳:例外条件が可分条項に特記される。

anti social force

反社会的勢力

最近では世界どこへ行っても暴力団、あるいはそれに類する組織と法的な契約書は結ぶことはできません。したがって契約書の提携条項として必ず反社会的勢力でないという自己宣言をする項目があります。

【例文】

Anti social force must be kicked out of the community.

翻訳:反社会的勢力は社会から排除されなければならない。

In normal agreement, Parties declare that they are not a part of anti social force.

翻訳:契約においては通常、当事者は反社会的勢力でないことを宣言する。

The city government promotes the campaign to eliminate anti social force.

翻訳:市当局は反社会勢力排除の運動を推進する。

①shall

義務を表す場合に使用

英語ではshallの表現を一般文ではあまり使わないのですが、契約書ではよく出てくる単語で翻訳者の力量が試される用語です。1つ目の意味はshallの主語である主体がshall以下の事柄を実行しなければいけない、という義務を表現する時に使われます。

【例文】

Party A shall obtain the approval of the authority.

翻訳:当事者Aは当局の承諾を得る義務がある。

The buyer shall implement important conditions shown by the seller.

翻訳:買い手は売り手が提示する重要な条件を実行しなければならない。

A defendant shall follow the verdict by the judge.

翻訳:被告は裁判官の判決に従わなくてはならない。

②shall

禁止を意味する場合に使用

もう1つが、shall notとして、してはならない(禁止される)という意味です。Shallの主語である主体がshall以下の事柄をしてはいけない、になります。

【例文】

She shall not go over the point.

翻訳:彼女はその地点を超えてはならない。

Students shall not act as free as they want.

翻訳:学生は彼らが欲するままに自由に行動してはならない。

The importer shall not sell the products beyoun their territory.

翻訳:輸入業者はその領域を超えて商品を販売してはならない。

①may

権利を表す使い方

mayの主語である主体がmay以下の意味に対する権利を保有する、という使い方になります。

【例文】

You may use your own laptop.

翻訳:自分のラップトップPCを使っても良い。(使う権利を有する)

You may not take pictures in the museum.

翻訳:博物館内では写真を撮ってはいけません。

We may travel to any country we want.

翻訳:好きな国へ旅行することができる。

②may

許可を表す使い方

mayの主語である主体がmay以下の意味に対する権利を許可される、という使い方になります。

【例文】

You may enter this room.

翻訳:あなたはこの部屋へ入ってもよろしい。

May I use the bathroom?

翻訳:トイレを使用しても良いでしょうか。

May I ask you a personal question?

翻訳:個人的質問をしてもよろしいでしょうか。

and/or

並びに、もしくは、両方のどちらかの場合で、

よく出てくる表現で、and/orの前後の両方の意味を合わせて使われます。A and/or Bでは、AとBの両方、あるいはどちらか一方。。。。。になります。

【例文】

Confidential information shall mean confidential and/or proprietary information under the ownership.

翻訳:機密情報とは、所有権のもとにある機密、または専有情報を意味する。

Seller's breach of its representations and/or covenants.

翻訳:売主の表明及び誓約に対する違反。

Consumers have a right to choose money back guaranttee and/or exchange of the product.

翻訳:消費者は返金保証か商品交換かどちらかを選択する権利を有する。

hereto

本契約に

名詞の前におかれ、この契約では、本契約では、の意味を形成します。契約書独特の用語です。

【例文】

The important notices are attached hereto.

翻訳:重要な通知がこれに添付されている。

The charts hereto attached explains all necessary points.

翻訳:ここにつけられたチャートが必要な全てのポイントを説明している。

The contract hereto detailed is basic business agreement.

翻訳:ここに詳細が記された契約書はビジネス基本合意である。

hereof

本契約の

名詞の前におかれ、この契約では、本契約では、の意味を形成します。契約書独特の用語です。Heretoと同じ意味です。

【例文】

The provisions of this paragraph hereof shall apply mutually.

翻訳:この項目にある規定は相互に適用される。

Renewal of registration shall be recorded and a notice hereof published.

翻訳:登録更新は公式に記録され、その旨が公告される。

More hereof later.

翻訳:詳細は後ほど。

hereunder

本契約書上

hereが意味するのはこの契約書、であり、underと組み合わされることで、この契約書上、になります。

【例文】

The parties agreed the process in the order hereunder shown.

翻訳:両者は以下の順序で示された手順で合意した。

The unofficial translations mentioned hereunder can be used as reference only.

翻訳:ここで示される非公式の翻訳文は参照としてのみ使われる。

The agreement hereunder will be implemented on the date of signature.

翻訳:ここでの合意は署名の日に効力を発揮する。

hereafter

その後

同じくhereはこの契約書のことなので、todayとかnowという時を表す単語と一緒に使うことで、本契約書締結日現在、もしくはその後に、の様に使用します。

【例文】

I believe in a hereafter.

翻訳:私は来世を信じる。

You should make that the theme for hereafter.

翻訳:あなたはそれを今後のテーマとすべきである。

The situation changes so rapidly that no one can predict what will happen hereafter.

翻訳:状況が著しく変化するので、誰にも今後を予想できない。

the date hereof

この契約が締結された日=>契約日

hereofの典型的な使用例です。Hereof が本契約ですから、本契約の日、つまり契約締結日という意味になります。

【例文】

It shall come into effect on the date of publication hereof.

翻訳:公示の日より実効となる。

therein

通常は事前に出た語句を指す

英語は同じ表現を繰り返して使うことを嫌う傾向があります。特に法律家が書く文章には伝統的にその傾向がみられ、別の表現を用いたり、指示代名詞などで置き換えます。Thereinの場合も長い文章の前半、あるいは前の文章で使った長い説明文を繰り返さないで表現する時に使われます。

【例文】

Therein lies the truth.

翻訳:そこに真実がある。

The parties to the proceedings shall participate therein.

翻訳:手続きの当事者はそれに参加しなければならない。

The first storage device stores the operationg system therein.

翻訳:第一ストレージがOSを格納する。

thereafter

以後も〜

契約内容がその契約期間を定義する時、いつまで有効な契約であるかを明示しますが、その後も自動延長などと追記したい時には、契約内容を繰り返さず、thereafterを使うことで、同じ契約内容を最初に設定する期間が過ぎても有効であると表現できます。

【例文】

Thereafter we heard no more from him.

翻訳:その後彼からの便りはなかった。

Those who have had the disease are permanently immune to it thereafter.

翻訳:一度その病気にかかると2度とかからない。

His life thereafter was full of trials and tribulations.

翻訳:その後の彼の人生は茨の道であった。

notwithstanding

にも関わらず

この単語も契約書独特です。一般にはinspite of, despiteの方がよく使われますが、形式を重んじる契約書ではnotwithstangingという単語をよく見かけます。

【例文】

Notwithstanding manager's disapproval, the team wanted to implement the project.

翻訳:マネージャーの反対にもかかわらず、チームはそのプロジェクトを推進したかった。

We pushed ahead with our plan notwithstanding the lack of funds.

翻訳:資金不足にもかかわらず、我々はプランを前進させた。

He failed notwithstanding my advice.

翻訳:私の忠告にもかかわらず、彼は失敗した。

in consideration of

を対価として

considerationは考慮という意味が一般ですが、契約書で使われる時には対価を意味し、in、ofと組み合わせることで、〜の対価として、〜を行う、という表現になります。

【例文】

He was pardoned in consideration of his youth.

翻訳:若さに免じて無罪にされた。

A judge decided to ruduce the penalty in consideration of extenuating circumstances.

翻訳:事情を酌量して、裁判官は減刑した。

In consideration of her service, I paid her an additional money.

翻訳:彼女のサービスを鑑みて、追加の金額を支払った。

due to

~を要因として

一般にも使われています。〜の理由で、〜のために、の意味ですが、契約書翻訳でも見かける表現です。

【例文】

Due to raining, the event was postponed.

翻訳:雨の為、イベントは延期された。

The contract was cancelled due to the violation of promises.

翻訳:約束違反のため、契約は解約された。

One needs to try hard due to victory.

翻訳:勝利のため、一生懸命に努力する必要がある。

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