オリンピックイヤーとアメリカ大統領選挙 翻訳者の為の世相評論

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2012/2/28 翻訳者の為の世相評論

 

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@オリンピックイヤーとアメリカ大統領選挙
4年に一度同じタイミングで来るイベントがある。うるう年、オリンピック、そしてアメリカ大統領選挙。その大統領選、オバマ大統領に対抗する共和党の立候補者を決める選挙が年初より盛り上がっており、ロムニー候補に対し、スタントラム候補が2月になって追い上げ、今では、ロムニー候補を抜いているとの調査結果も出ている。この大統領選挙、毎回現職大統領が有利であるとの統計がある。カーター、ジョンソン、リーガン、ブッシュ、クリントンなどいずれも2期、8年を務めている。今回もアメリカの今年の景気が今のままであれば、オバマ大統領再選であろう。2月になってアメリカの景気は持ち直しており、失業率改善、安いドルによる輸出の奨励、ここにきて住宅着工数も改善傾向にある。もちろん再選を目指して現政権がテコ入れしている訳で、歴史的にもオリンピックの年はアメリカの景気は上向きになり、それが世界の景気をも引っ張る事になる。このような関連を意識しながら、世界経済を見ていくと新聞の活字では読めない部分が見えてくる。

@オスカー(アカデミー賞)
昨日のオスカーの発表を皆さんは見ただろうか。驚く事に、主演男優賞と作品賞などのキーの賞5部門をフランス映画、それもトーキーで白黒映画が独占した。題名は、The Artist。世界の映画界の頂点に立つ、85年の歴史のあるアカデミー賞だけに、その注目度は他の映画祭は足元にも及ばない。この映画の受賞も、下馬評の高かったジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットなどを押さえてのもので、アカデミー会員の気骨を感じる。ハリウッドも古き良き時代、原点に返っての映画作りの道を模索しているのであろう。私も映画好きで年間100本以上見ているが、アカデミー賞受賞作品は必ずしも、日本人に取って面白い映画ばかりではない。社会批判など、アメリカの世相を反映している事も多く、映画を通じてアメリカ社会の断面を知る良い手段となっている。皆さんも、その映画がその時代に出てきた背景等を考えてみる事で、違った感慨を持って、映画を鑑賞できると思う。英語翻訳において、やはり英語を母国語とするアメリカの社会、問題などを広く理解する事で、翻訳文にも深みが出てくると思う。

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